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院長旧ブログ

 

 

世界遺産アンコール紀行・・3・・

2004年12月29日から2005年1月3日の日程で、シンガポール経由でカンボジア王国の世界遺産アンコール遺跡を訪ねてきました。数日前、スマトラ沖で大地震が発生し、津波によって15万人もの人達が犠牲になっているので、東南アジアへ出かけるのは少し心配であるとともに、遊びに行くのは後ろめたい感じがしました。

12月30日(木)、午後、今回の旅行のハイライトのひとつアンコールワット遺跡を訪ねました。東西1500m、南北1300mの環濠で囲まれた東西方向に軸を持ち西に正門がある寺院です。130年前フランス人アンリ・ムオーが発見するまで4・500年の間アンコール・クメールの巨大寺院群は密林の中に人々から忘れ去られていました。ガイドブックにもありますように一般的な西正面参道から入りました。ワット遺跡は、12世紀前半のスールヤヴァルマン二世が、ヒンドゥー教の寺院と自身の墳墓として建立したものと考えられています。ナーガ(ヘビ)とシンハ(獅子)が欄干のようになった周囲の環濠を渡る堤防を進んで、150か200m先の周壁の西塔門を目指します。この堤防からは、主祠堂は、一時視界から外れます。堤防の右半分は修復されていますが、左はデコボコです、東洋人・西洋人ともども参道を進みます。両側の環濠には、水草(ハス)も生え、遺跡の修復をしているカンボジア人もいます。

k1065.jpg (470013 バイト) k1066.jpg (422405 バイト) k1067.jpg (395719 バイト) k1068.jpg (493399 バイト) k1069.jpg (460814 バイト) k1070.jpg (562130 バイト) バス停から環濠を渡る垢地呂のラテライトの堤防とワット遺跡。西参道テラスのナーガとシンハ。周壁の西塔門へ向かう堤防とテラス。遺跡修復工事。

赤茶色のラテライトの土台の上に砂岩のブロックが乗り、さらにこの上にレリーフの装飾がなされているというのが基本です。環濠を渡り終えると、周壁の西塔門につきます、ここにもデパター(女神)のレリーフがなされ、目を引きます。ここからは、全く5基の祠堂は見えません。テラスをのぼって塔門の石の穴の向こうに、四角の額縁で切り抜かれたように主祠堂が、目に飛び込んできます、なかなかの演出です。人が次々ときますので、写真が取れません。

k1071.jpg (501085 バイト) k1072.jpg (515675 バイト) k1074.jpg (503288 バイト) k1075.jpg (512902 バイト) k1076.jpg (521964 バイト) k1077.jpg (409141 バイト) 堤防を渡って西塔門へ。塔門の屋根の破風。アーチ構造の替わりにピラミッド的積み上げで屋根を作っている。細かいレリーフ。胸が黒光りしているデパター像。砂岩を彫った連子窓。

k1073.jpg (325724 バイト) 西塔門の通路越しに見える主祠堂。

k1078.jpg (383155 バイト) 通路を抜けると目の前にアンコールワットの巨大な大伽藍が目に飛び込んでくる。

その西塔門の穴・通路を抜けると、ぱっと視界が広がり、三重の回廊で囲まれた5基の祠堂が、目に飛び込んできますので、思わず足を止めます。来たんだなーという実感がわいてきます。西塔門から砂岩で舗装された400m余りの参道が一直線に巨大な伽藍へ向かっています。これを、ぞろぞろ・きょろきょろしながら進みます。所々に欄干にナーガやシンハ像がとりつけられ、中ほど両側に経堂が配され、さらに進むと両側に聖池が配置されています。伽藍の祠堂が徐々に大きさを増します。われわれは、向かって左側の聖池のほうに降りて、ワットの回廊と祠堂を見上げるようになり、その大きさを再確認させられました。ここには、記念写真用の馬が居たりします。聖池の水面にワットの威容が写し出され、”逆さマッターホルン”状態で見上げることとなります。順光に照らされたグッドポイントと思いシャッターを切りましたが、不覚にもレンズに手でも触ったのか、中心部がボケてしまってやや気になる写真になってしまいました。

k1079.jpg (451479 バイト) k1080.jpg (524375 バイト) k1081.jpg (431702 バイト) k1082.jpg (497918 バイト) k1083.jpg (503603 バイト) k1084.jpg (493528 バイト) k1085.jpg (657515 バイト) k1086.jpg (492644 バイト) k1087.jpg (535207 バイト) k1088.jpg (480626 バイト) 西塔門を抜けて見える大伽藍。400mの参道を進む。右手の経堂。ワットがさらに大きく見える。参道から左のせい池へ降りる。聖池に映るワット。記念写真の馬。聖池の周りからのショット。第一回廊の北西角へ向かう。

北西の端から第一回廊に登り、そこに施されている美しいレリーフを、回廊に沿って見学しました。ガイドさんにいろいろと説明を聞きましたが、あまり記憶に残っていません。ただ、砂岩で柔らかいといえども、よくここまでしつこく彫ったものだと感心し、王様の権力・経済力・欲望に感心させられました。レリーフの題材は、ヒンドゥーの寺院なので、西面にはラーマーヤナ・マハーバーラタ、南面にはスールヤヴァルマン二世の行軍や天国と地獄、東面には乳海攪拌とヴィシュヌ神と阿修羅の戦いの場面のレリーフがこれでもかというほど彫られています。回廊外側の石柱には、いろいろの表情のデパター・アプサラの像がいたるところにあり、あれれ・・という感じです。デパター像は、どれも肉感的でグラマーで、みんな胸を触るので手垢で黒光りしているのが見られます、わたしも気になり少し感触を確かめましたがざらついた石の感触だけでした。同じく回廊外側には、砂岩性の連子窓・偽連子窓がつけられています。

k1089.jpg (589225 バイト)  k1090.jpg (502622 バイト) k1091.jpg (520066 バイト) 外側に位置する第一回廊の北西の角から入りました。高さ3mくらいに回廊があります。回廊の内部の様子。                       k1092.jpg (564107 バイト) k1093.jpg (593375 バイト) k1094.jpg (551693 バイト) k1095.jpg (546822 バイト) k1096.jpg (542122 バイト) k1097.jpg (555020 バイト) 第一回廊西面北側のヒンドゥーのラーマーヤナのレリーフ。

k1098.jpg (567957 バイト) k1102.jpg (522732 バイト) 第一回廊西面の西塔門テラスを北と南側から見たもの。

k1099.jpg (649845 バイト) k1100.jpg (588961 バイト) k1101.jpg (581766 バイト) 西面南側ノレリーフは、マハーバーラタの戦いのシーン。

k1104.jpg (524878 バイト) k1105.jpg (502058 バイト) k1106.jpg (478705 バイト) k1107.jpg (609830 バイト) k1108.jpg (525805 バイト) k1113.jpg (610050 バイト) 南面のレリーフは、スールヤヴァルマン二世の行軍と天国と地獄が彫られている。             k1109.jpg (507522 バイト) k1110.jpg (492539 バイト) k1111.jpg (543950 バイト) k1112.jpg (570677 バイト) 回廊の柱に彫られているデパター像がたくさんあります、胸が黒光りしています。連子状窓。

k1114.jpg (536835 バイト) k1115.jpg (554250 バイト) k1116.jpg (455041 バイト) k1117.jpg (550338 バイト) 第一回廊南面の様子。

k1118.jpg (535503 バイト) k1119.jpg (554945 バイト) k1120.jpg (613476 バイト) 天国と地獄の閻魔大王。細かいレリーフ。

k1121.jpg (468486 バイト) k1122.jpg (468573 バイト) k1123.jpg (477035 バイト) 東面の乳海攪拌のレリーフ。

外側の第一回廊を見学して、さらに内側の第二回廊に階段でのぼりますと、首を大きくあおって見上げると、5基の祠堂が目の前に山のように立っています。ここまでが人間界で、ここから見上げると首が痛いほどの急な階段を登りきった所に神の世界があるということになっています。急勾配で、やや危険な感じです。女房は股関節が痛いので、パス。わたしは、もちろん高い所好きですので、登りました。ステップの幅がせまくて、緊張します。てっぺんに着いて下を見ると少しビビります。ワットのまわりを見渡しますと、熱帯の森の中にあるということがよくわかります。

k1124.jpg (426413 バイト) k1125.jpg (605114 バイト) k1126.jpg (550269 バイト) k1127.jpg (474950 バイト) k1128.jpg (470389 バイト) k1129.jpg (421883 バイト) k1130.jpg (468873 バイト) 第一回廊から第二回廊を見る。第二回廊のデパター像。第二回廊を抜ける。第三回廊の祠堂。第三回廊(天空界)への階段、とても勾配がきつい。いよいよ天空界へ。

k1131.jpg (511686 バイト) k1132.jpg (525829 バイト) k1133.jpg (497623 バイト) k1134.jpg (469621 バイト) k1135.jpg (439772 バイト) k1136.jpg (412551 バイト) 第三回廊(天空界)から周囲の風景。ヒンドゥー色の最上階の祠堂。

第三回廊と5つの祠堂を見ましたが、祠堂の屋根は、ヒンドゥー教の寺院の特徴を備えています。きれいなデパターがのこっていたり、重なって見えたりします。                     k1137.jpg (514080 バイト) k1138.jpg (546918 バイト) k1139.jpg (546079 バイト) k1140.jpg (552917 バイト) 数々のデパター像。

k1142.jpg (404404 バイト) k1143.jpg (451825 バイト) 中央祠堂、須弥山を表わしている。環濠は大海を、回廊はヒマラヤを、中央祠堂はメール山(須弥山)を表わす。

k1141.jpg (500328 バイト) k1144.jpg (346526 バイト) 現在も寺院があるらしく修行中の僧の橙色の法衣が目を引く。

 

ぼつぼつ陽も傾いてきたので、神の世界から降りるための階段へ行くと、急勾配のため手摺の付いた階段へ人が殺到し混雑を極めていました。その階段を諦め手すりの無い階段を、へっぴり腰でおりました。人間界から天空界を見上げると、主祠堂が頭上にそそり立つように見えました。

k1145.jpg (517841 バイト) k1146.jpg (494059 バイト) k1147.jpg (557651 バイト) k1148.jpg (509216 バイト) k1149.jpg (534103 バイト) 手摺付きの下り階段は混雑している。人間界へ降りて天空界を見上げる。この階段で降りました。

k1150.jpg (543687 バイト) k1151.jpg (586597 バイト) k1152.jpg (632447 バイト) k1153.jpg (511484 バイト) k1154.jpg (544361 バイト) k1155.jpg (604364 バイト) 第二と三回廊の間の十字回廊。沐浴場。

それから第一と第二回廊の間にある十字回廊を見て西塔門から西塔門テラスへ出て、夕陽に照らされるワット本堂を振り返ったりして、周壁の西塔門へ向かい、環濠の堤防を渡って、バスのところへ帰ってきました。気球に乗って、夕陽のワットを見る趣向もあるようでした。

k1157.jpg (509258 バイト) k1156.jpg (403798 バイト) k1158.jpg (458110 バイト) k1159.jpg (540276 バイト) k1160.jpg (492413 バイト) k1161.jpg (437688 バイト) k1162.jpg (392282 バイト) k1163.jpg (214750 バイト) k1164.jpg (567271 バイト) 伽藍から出て、夕陽の中を、ワットを見つつ・帰りつ西塔門を出ると観光客を待つタクシー・バスの雑踏の現実の世界へ。

それからワットの北西にある夕暮れのワットの展望台のプノン・バケンに向かいました。結構な混雑具合です。わたしは、高さ60mの荒れた石段を徒歩で、一気に上り、森の中から頭を出す、アンコールワットの伽藍を見ました。展望台の上はラッシュアワーです、じっと夕陽を眺めている人、カメラを構える人、大声で喋ってる人と喧騒です。私も良いポイントを探しましが、ただ少し遠いので、小さくしか見えません,期待はずれでした。女房は、象の背中に乗って登りました。てっぺんは、夕陽見学の人々で雑踏状態です、落ち着いて瞑想?など思いもよらず、足元の明るいうちに降りてきました。下りの象に乗る順番が混んでいて、女房が降りてきたのは、もう足元が暗くなっていました。

k1165.jpg (713121 バイト) k1166.jpg (680955 バイト) k1167.jpg (569618 バイト) プノン・バケンの登り口。相当の人・バス。象の乗り場は、大木の途中のデッキから。石段横に控えるクメール楽団、賽銭箱?が置いてある。

k1168.jpg (472741 バイト) k1169.jpg (487639 バイト) k1170.jpg (429547 バイト) k1171.jpg (535388 バイト) k1172.jpg (451923 バイト) 一気に登りきると息が切れました。頂上のプノン・バケン遺跡。主祠堂。森の中にわずかに見えるアンコールワット。象の行進。夕闇迫る中やっとおりてきました。

一挙に人が帰るもので、人・車・バイクタクシー・埃で大変です。気球に乗った方がよかったのではと思います。バスで、ホテルへ帰り、夕食をとり眠りましたが、きょう一日は、距離的にもイベント的にも、お疲れの一日でした。

k1173.jpg (383457 バイト) k1174.jpg (487085 バイト) k1175.jpg (428536 バイト) k1176.jpg (445125 バイト) k1177.jpg (472406 バイト) 夕食を楽しく終えて、部屋に戻る時見た、ライトアップされたホテルのプール、バーなどもやっていたがお疲れでパス。部屋に届けられたフルーツとプレゼント。

’05・1・27